上士幌の秋

　　ここは上士幌の秋を展示してあります。

大雪山国立公園・ひがし大雪地区のあらまし
北海道のまん中にでんと腰をすえる山岳地帯。それが大雪山です。地図のどこを探しても「大雪山」という山は見つかりません。「大雪山」というのはひとつの山の名前ではなく、えんえんと連なる2千m級の山々だからです。その山岳地帯のほとんどが国立公園に指定されています。大雪山は火山です。だから、主峰・旭岳を中心に層雲峡温泉、旭岳温泉、天人峡温泉など、たくさんの温泉が湧き出ており、素晴らしい景勝地が数多くあります。大雪山のほとんどの山が2千メートル前後ですが、その気候特性は本州の3 千メートル級の山に匹敵すると言われ、めずらしい動植物が多く生息していることでも有名です。例えば生きた化石といわれる「ナキウサギ」。氷河期が終わると、その高山		に取り残されました。その「ピッチー」という鳴き声も姿もとても可愛らしい動物です。大雪山は旭川に面した西側の表大雪と帯広に面した東大雪とに分けられます。開発が進んだ表大雪に対して、東大雪は大自然そのままの姿を保ち、豊かな自然環境に恵まれた地域です。山岳ではニペソツ山、上ホロカメットク山、石狩岳、トムラウシ山などが代表的。そうした山々に囲まれてトムラウシ温泉、幌加温泉、糠平温泉、管野温泉、山田温泉、然別温泉など数々の温泉が点在しています。幹線道路からちょっと足をのばせば、そこはもう大自然の宝庫。エゾシカ、クマゲラ、鮮やかな高山植物など、日頃なかなか見られない動物や植物に出会えるのがひがし大雪なのです。