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「大雪山に登って、山岳の大(おおい)さを語れ」といわれた北海道・大雪山の東麓に、1930年代に建設された北海道開拓の歴史を今に伝える産業遺産「旧国鉄士幌線・コンクリートアーチ橋りょう群」があります。 しかし建設から80年以上を経過し、あちらこちらで劣化が目立つようになってきており、私たちはこの貴重な産業遺産を後世に残すべく再生のための取り組みを行いました。 本募金は2019年3月末までに、4,376件で 108,744,805円に達しました。 2019年度に設計・各種許可申請、2020年度に補修・再生工事を実施いたしました。 |
【 現地見学会 】 |
【 シンポジウム 】 |
【 橋を架ける前の現地 】 |
【 工事中 】 |
【 完成直後 】 |
【 現役時代 】 |
再生工事に先立ち、橋梁の点検、調査を実施した。内容は外観調査(剥離、遊離石灰、ひび割れ、漏水)・コンクリート強度・鉄筋の状況である。 調査の結果、コンクリート強度・鉄筋の配筋状況・かぶり厚さ・鉄筋腐食速度から当面は終局的な限界状況に達する危険性は少ないと判断した。 但し、コンクリートの「うき」および「剥離」が激しいことから、橋梁の維持・保全の観点から早急な対策が必要と考え、それに沿って橋梁再生工事の設計図書を作成した。 |
【 設計図書 】 |
5月から補修工事に着手し、10月上旬に全ての工程が無事終了した。 先日、オジロワシが橋の下をくぐり遠ざかっていく姿を見て飛ぶ鳥とアーチ橋の調和の見事さに感激した。 |
【 5月15日 再生工事 着手前 】 |
【 6月7日 待避場の撤去済 】 |
【 6月11日 工事用足場の設置 】 |
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【 6月13日 工事用足場の設置 】 |
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【 6月17日 工事用足場の設置 】 |
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【 6月23日 工事標識を設置しました 】 |
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【 7月7日 橋脚下部の補強コンクリートを打設しました 】 |
【 7月29日 工事関係者の集合写真です 】 |
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上士幌側 |
糠平側 |
【 8月2日 橋脚下部の補強が完了しました 】 |
【 8月2日 上士幌側の橋脚補修が完了しました 】 |
【 8月2日 南側からの撮影です 】 |
【 8月20日 ゴンドラを使用して側壁を補修 】 |
【 9月2日 橋梁上部 防水コンクリート打設準備 】 |
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【 9月2日 橋梁上部 防水コンクリート打設中 】 |
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【 9月16日 橋梁上部 防水コンクリート打設完了 】 |
【 防水塗料塗布 】 |
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【 線路敷設 】 |
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【 全工程終了 】 |