【 北海道遺産・第三音更川橋りょう保全および活用事業 】について |
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- これまでも、官民が連携して、旧国鉄士幌線関連遺産の保存や利活用のために、活動してきました。それによりアーチ橋や線路跡を訪れる人々が増えてきています。今後も本事業を起爆剤に、より一層、第三音更川橋梁をはじめとして、旧国鉄士幌線関連遺産によるまちづくりを目指します。
- 皆様から頂いた募金は上士幌町が基金条例により管理いたします。
皆様からの募金は、上士幌町への募金としてお受けいたしますので、寄附金の5,000円を越える部分については一定の限度まで、所得税と住民税を合わせて全額控除されます。募金をしていただける方は、下記の町役場・企画財政課までご連絡を頂くか、arch@oregano.ocn.ne.jpまでお名前、ご住所を記入してメール送信をお願いいたします。当該募金専用の郵便局の払込取扱票をお送りいたします。
(連絡先) 上士幌町役場 企画財政課(担当:須田)
Tel:01564-2-2111 Fax:01564-2-4637
- 募金目標額は9,000万円です。目標額に達しましたら、上士幌町が主体となり、工事を実施いたします。
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【 補修工事の内容 】 |
- 上部砂利、土砂の撤去
- コンクリート脆弱部はつり
- コンクリート劣化防止対策
- 上部開口部の内面防水処理
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道内で鉄道遺産に携わる関係者や一般町民40名の参加を頂いて開催しました。
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【 日本鉄道保存協会 顧問 米山淳一氏の基調講演 】 |
全国各地の鉄道を生かしたまちづくりの事例や、観光と一体化したイギリスの保存活動を紹介し、「鉄道を取り巻く環境は変わり、広く関心を持たれている。鉄道遺産がまちづくりの振興につながっているのは、全国、世界の潮流」とし、行政と一体となった上士幌の取り組みを評価されました。 |
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【 友の会からの経過報告 】 |
士幌線跡には大小60のコンクリートアーチ橋が残っています。昭和62年の廃線以来、ひがし大雪の懐で静かに眠っていた士幌線のアーチ橋は、平成9年に解体の危機を迎えますが、市民と行政、技術者などが協力しあって、約1年間保存活動を行った結果、平成10年に上士幌町が旧国鉄清算事業団から34のアーチ橋と廃線跡を取得する事になり、アーチ橋は解体の危機から免れることができました。 |
その後、平成19年までアーチ橋友の会が中心となり、士幌線跡のアーチ橋と線路跡の利活用を行っていましたが、アーチ橋の代表的な存在である、第三音更川橋梁に傷みの進行が見られたため、昨年、大成建設歴史環境基金などから、ご支援を頂き専門家による構造調査を行いました。その調査の結果、傷みが相当進行しており、早期の補修が望ましいとの見解を得ました。 |
こういう診断が出ましたので放置しておくわけにもいかない、かといって今の厳しい町財政の中で補修費用の9千万円を支出するのは困難であるという現状の中で考え込んでいましたら、内閣府にNPOと地方自治体が協同して作業を行うのに支援する「官民パートナーシップ確立のための支援事業」をいう事業があり、NPOが主体となって町と協同して「第三音更川橋梁補修費用確保」のために募金活動を行いたい、との内容で応募しましたら、採用され今年の8月から保全推進会議や現地見学会などを行いながら、本日のシンポジウムに至りました。 |
この事業の特長はNPOの企画・行動力と行政の対外的な信用力の両輪で事業を推進していくということです。募金活動はアーチ橋友の会が行い、皆様から頂いた募金は町で基金条例のもと、管理するという役割分担を行うことです。それぞれの持っている得意分野で行動します。これからの時代の地方のまちづくり一つの方法であると思います。この方法で結果を出せれば他の地域でも参考にして頂けると思います。 |
この募金活動は今日をスタートとして平成23年度末までの約2年半で行います。私たちも頑張りますので、どうぞ、皆様のご協力をお願い申し上げて、友の会からの経過報告とさせて頂きます。 |
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上士幌町生涯学習センターにて 平成21年11月12日から17日まで |
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音更町図書館にて 平成22年1月20日から26日まで |
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■NPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会 |
〒 080-1408
北海道河東郡上士幌町上士幌東3線239番地 |
TEL.01564-2-3385 |
FAX.01564-2-3682 |
eメール:arch@oregano.ocn.ne.jp |
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